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赤い虹

今日は夕方に虹がみえましたよ。
赤い虹なんてみたのは初めてでちょっと感動です。

午前に書いたお客さまからも前向きなお返事をもらえたりもして、
なんだかほっとする午後になりました。

どっちが幸せか。

いろいろ考えて書いていると長くなっちゃいました。
恥ずかしながら私の頭の中の話なので、またいっぱい書いてるよーと軽く流してください。すみません!

ある程度年齢や経験を重ねてくると、
だんだん自分の考えができてきて、
自分のペースで物事を考えられるようになってもくるんだけれど、
逆にそれのせいでやり取りがうまくいかなくなってくる所もあるって思いませんか。

昔の自分は何でも「それいいなー」って受け入れることができたけれど、
自分が無い感じがして嫌でもありました。
それからだんだん、経験を重ねて自分で考えて行動できるようになってきて、
昔の自分よりも好きな自分になれた気がしていました。
けれど、なんでも誰かと一緒に楽しめたものにも違和感を感じたりするようになったり、
自分の意見で人に嫌な思いをさせてしまったりするようにもなってきてしまいました。
しかも、それをどうにかフォローしようとして上手くいかない事が多いのが悩みです。
前の自分だとそんな事にはならなかったのに、
何かを得ると何かを失うんだろうか、、なんて思ってしまったりします。

美味しいものを知ると、逆に「あまり美味しくない」という括りもできてしまうのと似ているな。
何でも美味しいなーと思える方が幸せかもしれないとか、たまに思うのです。
それと自分だけの1番美味しいものがある幸せと、
どっちが幸せなのかと意味のない事を考えてしまったりとか。。

そしてまた、年齢や経験を重ねてくると、
誰かに悪い所を指摘されたりすることも少なくなってきて、
より自分のペースですすめるけれど、
本当にこれで良いのかが分からなくなること、ありませんか。

今は一人で仕事をしているのもあって、
とくにそういう部分を指摘してくれる人もいないし、
逆に褒めてくれる人も少なくなってくるし、
自分と違う意見の人と関わることが少なくなってくるので、
人とのやりとりは自分を見つめ直すのに貴重なものだと感じます。

だから、できるだけ誰かの話を聞いて自分の考えと照らし合わせてみたり、
逆に自分の話もして、照らし合わせてもらってさらに意見をもらう、
という事を積極的にしないといけないのかもしれない、それは自分に必要なことなんだ。
と、思いました。(書いているうちに。笑)

でもそれは、相手の協力もあってできることで、
努力してもそんな風にうまくいかない場合が、
結構あるのかもしれないですね。
すべての人が、そんなに優しく話を聞いてくれるものでもないし。

といってもまずは、自分がそういうスタンスでいないとはじまらないわけで、
早速気になっているお客さまに、自分の至らなかった点があったら指摘して♪という質問をメールしてみました。
変なやつだと思われるかな??
でも、思われてもいい気がします。
自分の窓も閉じてしまうよりも、前向きな感じがしたりして。
それにやれるだけやってダメなら諦めもつきやすいですもんね。。

それとも、もっと年齢や経験を重ねていったら
自然にうまくまわりだして悩まなくてすむのでしょうか。。

そんな感じで、いろいろと考えたり反省もする朝でした。

楽しいを伝えること

エド・エンバリーさんのイラストにはじめて出会ったのは、雑貨屋さんでした。
シンプルでかわいくて楽しくて、色もキレイで大好きです。
でも長い間雑貨でしかお目にかかる機会がなくて、
(それ以上に調べたりしなかったのもあるけれど)
先日ようやく、その雑貨たちのイラストの元にあたる、
『Ed Emberley's Drawing Book』のシリーズを読むことができました!
(日本語では『エンバリーおじさんの絵かきえほん 』というような名前になっています。)

これが!!!ほんとにステキなのです♪♪
たとえば「丸に、点を二つたして、線をこう足して行くと、ほら、こんな顔!」
みたいな感じに、色んなものの描き方を途中経過をみせながら教えてくれる本なんですよ。
それがただの“描き方を教える本”ではなくて、
「絵を描くのはこんなに簡単で楽しいことなんだよ」という、
エンバリーさんのメッセージをものすごく感じるんですよね。

親子一緒に楽しめるところが人気のようなのですが、
私自身もいつも悩みながらイラストを描いていたので、
「ほら、もっと楽しまなきゃー」って言ってもらえたような気持ちになれて、ものすごく癒されました。

シリーズ全部の本を参考にしたら楽しい大作を描けそうなくらいに、
ほんとにたくさんのものの描き方が紹介されているのですが、
そのあたりが葛飾北斎さんの北斎漫画みたいだなぁと思います。

北斎さんは日本全国に200人くらいの弟子がいて、(すごいですよねー)
さすがにたくさんすぎたり遠かったりして、
直接教えてもらえない人は絵手本をもとに勉強したらしいのです。

その絵手本は、エンバリーさんの本ような途中経過の絵まではないのですが、
3900図くらいのバリエーションの絵が描かれていたそうですよ。
もしかしたら北斎さんもエンバリーさんのように、
みんなに絵を描く事を楽しんでもらえたらいいなぁと思ったりしたのかもしれないなーなんて、勝手にイメージしちゃいます。

じつは私自身も甥っ子に絵を楽しんで描いてほしいと思って、
「ほら♪このロケット、○と△と□でできてるよー描いてみてごらん」
なんて言ってみた事があるのです。
エンバリーさんや北斎さんのように、たくさんは無理そうですが、
私もそんな楽しさを誰かに伝えていければなぁと思いました。

■私が買ったエンバリーおじさんの本はこれです。(もっと集めたい!)

■北斎さんの情報は↓ここで読んだものです。
ほぼ日刊イトイ新聞 - 北斎先生!
〜ぼくらの知っている葛飾北斎は氷山の一角にすぎない〜

*北斎漫画のことは第五回に書いてありますよ。

なかよくね。

敬老の日の今日は、最近熱中症で入院してしまっている夫の祖父に、
ありがとうと早く元気になってねという気持ちを込めてお花を渡してきました。

祖父は93才だけれど、現役で畑仕事をこなしていたり、
まだ耳も遠くないし、めがね無しで新聞も読んでいるし、
昔のお話や、野菜の育て方やキノコのことなど、
なんでも話して聞かせていただけるし、
そのお人柄の良さに心がポカポカしてしまうような、そういったオーラも感じる、
本当に人生の達人だなぁと思える方なのですよね。

今日もお花を渡しに行った時に、
たくさんのお話を聞かせていただけて、
「なかよくしなきゃだめだよ。それが一番大切なことだよ。」
という風に言われました。

春に病気で亡くなってしまった義父も生前に、同じように
家族みんなでなかよくするようにという事や、
自分にこどもが居て良かったなぁと思えたという事をおっしゃっていたのを思い出して、
私も家族の大切さを改めて思ってほろりときてしまいました。

この間長野に訪れた私の実家の両親にも、そういえば「くれぐれもなかよくね」と言われたばかり。
自分自身も常日頃、みんながなかよくニコニコしていられる世の中になればいいのになぁと漠然と思ってはいるけれど、こんな人生の大先輩たちに口々に言われるとその大切さをさらに強く実感できます。

もちろんなかよくするために、なーなーになりすぎるのもトラブルの元だし、時には厳しく、いつもニコニコしてもいられないんだと思いますが、どうかみなさまも周りの大切な方となかよくしてくださいね。

なんて、偉そうにすみません・・・。
でも1人でもこれを読んで、そうだよなあと思ってくださる方がいればいいなぁと思って書いてみました。

ことばあそびを学ぶ。

(信毎HP大賞の審査中ですが、いつも通り書いておきたい事をかいちゃいます。)

絵本美術館&コテージ「森のおうち」で、
『ことばあそび絵本原画展』をみてきました。
(2008.7.18 - 9.16までの企画展です)

まだまだ少ないながらもこれまでに私は、
2作のオリジナル絵本を制作してきたのですが、
2度とも一旦、ことばあそび系の文章にトライしようとして、
難しくて断念していたんですよね。。
そんなわけで私にとって“ことばあそび絵本”は難しいんだというイメージになっています。

今回の展示は高畠純さんの『だじゃれどうぶつえん』などのだじゃれシリーズ3作と、さいとうしのぶさんの『あっちゃんあがつく―たべものあいうえお』の原画が展示されていました。

高畠さんのだじゃれシリーズ(文は中川ひろたかさん)は、
ライオンがカレーを食べながら「かライオ〜ン」って言っているとかいう、
短いだじゃれとそれに合ったイラストがたくさん詰まっている感じで、
最初は「なるほどな、だじゃれだな。うん。」と冷静な気持ちで見ていたのですが、
たくさんたくさんそれが続くとリズムがついてきたり、「そうきたか!」と意外なものが出て来たりしてだんだん楽しくなっていくのです。
(きっと私はかなりニヤついていた・・笑)

さいとうさんの『あっちゃんあがつく・・・』(原案はみねようさん)も、
「あっちゃんあがつくアイスクリーム♪」「いっちゃんいがつく○○○♪」と、五十音すべて(濁音なども含む)つづいていて読みごたえがあったり、こちらもどんどんリズムがついていく感じで楽しい。。

なるほど、ポイントはリズムと読みごたえか・・・!!
けれど、ん?ちょっと学べたつもりがそこからが難しいんじゃないのか?
うーん、絵本ってこどもが読むものだったりもするけれど、やっぱりどこまでも奥深いんだよなぁ。

“読みごたえ”とさっき書いた中には、
絵のおもしろさも絶対入っているのです。
高畠さんはボローニャ国際児童図書展でグラフィック賞を受賞されるくらいカラフルで味のある魅力的な絵を描かれているし、
さいとうさんの『あっちゃんあがつく・・・』でも、どの絵にも遊びを取り入れられていて楽しいし。
ことばあそびと言っても、絵本はやっぱり絵と文の相乗効果で魅力を発揮するものなんだなぁ。
まだまだ勉強が必要です。

なんとなく個人的に、だじゃれシリーズはアニメーションにしてひたすら上映したらまたさらに楽しくなる気がするなー。

そしてぜんぜん本文と関係ないのですが、私が森のおうちに行った時にはなぜかいつも、駐車場にものすごくキノコらしいキノコがはえていて不思議だったりします。。


今回はこんな感じで、20cmくらいの大きさのものが生えているんじゃなくて置いてあるような感じでした。
この木の向こう側にも同じくらいの大きさのキノコが、同じように置いてあって。。

最初に見たときは赤いかさの、白い水玉系のが生えていて装飾かと思ったんですよねー。
(うちのきのこ図鑑をみてみたら、写真のも赤いのもおそらくテングタケの仲間のようで、残念ながら食べられなさそうです。。)