memo

日々のものづくり&気になることいろいろメモ

レオ・レオニ 絵本のしごと展へ

レオ・レオニ展

かわいい主人公たちで、みんなと違ってもいいという事や、知恵と勇気をふりしぼれば苦難を乗り越えられる事、また愚かさは我が身を滅ぼす事をも教えてくれる、レオ・レオニさんの絵本が大好きです。

この展覧会ではレオ・レオニさんの紹介とともに、絵本の主な原画がそんな風な4つのテーマに分けられて展示してありました。
原画には文章が全く添えられてなくて、冒頭にあらすじが記されているのみ。
元々お話の方が好きだった私には、絵に集中するよいきっかけをいただけたなぁと思えました。

原画は今までに持っていたイメージをよい意味で裏切ってくれて、鑑賞しながら、構図、色使い、コントラストなどなど・・、その素晴らしさに終始胸が締め付けられ続けるほど感動してしまいました。。

絵本だと真ん中で二つ折りになっているので、本当はこんな構図だったんだ!という事が実感できました。ものすごく横の流れを感じたのはやっぱり絵本を横にめくっていく動きを考えられているからなのでしょうか。
色使い、コントラストも印刷で出せていない魅力があってキューン!!!石のデッサンの精密さにも驚きましたが、ペツェッティーノが船にのって海?を渡るシーンの、黒と青と赤と背景の白のコントラストや、せかいいちおおきなおうちの最後のシーンのオレンジの色使い、デッサン、、などなど、ため息が出ます。

似たようなシーンが続いても画面1枚1枚がちゃんと絵になるって、絵本づくりを経験した私には本当にすごいなぁと思えます。これが芸術性を持つという事なのですね。自分もそうできるようになろう、目指そうと思います。ちょうど武井武雄さんの本にも童画の芸術性の事が書いていてふむふむそうだ!と思っていたのでした。

展覧会と合わせて、行き帰りでレオ・レオニさんの事が書かれた本『レオ・レオーニ 希望の絵本をつくる人』をちょうど全部読む事もでき、ぐっとレオ・レオニさんを深められた一日になって幸せでした。

病気が悪化しても最後まで明るくいつもいつも何かを作る事で頭をいっぱいにしていて、終わりの方ではうるっと涙ぐんでしまいました。自分はすぐ疲れた、しんどいと言って投げ出してしまっているかもしれないとも思いました。
最初はデザイナーだったのですね。考え方も、シンプルを追求している所があってとても共感でき、さらに憧れの人となりました。

観に行きたいな〜でも、渋谷かぁ・・と思いつつ過ぎ去る日々でしたが、ある日気持ちが急上昇し日帰りバスで行ってきました。約5時間の滞在時間、もうレオ・レオニ展でパワーを使い切っちゃってその後1人でお茶して時間をつぶすだけになっていましたが・・。でもそのおかげで1日で本を読み上げられたので有意義とも言えるかな。

バスだと家計に優しいので 笑、時間ができたらまたこういう事したいと思いました!

[感想] ラチとらいおん

ラチとらいおん (世界傑作絵本シリーズ―ハンガリーの絵本)

「せかいじゅうで いちばん よわむし」の男の子、ラチがある日現れた小さな赤い「らいおん」に鍛えられて強くなる!というおはなし。

子どもには、このらいおんみたいな存在が必要なのかもしれないなぁと思いました。こういう絵本を読んで、頑張る気持ちが育てられれば素敵だなぁって。

子どもに読み聞かせながら、私も大人なのにこのらいおんに来て応援してもらえたらいいなぁ。なんて素直に思えます。らいおんの愛らしさが心に残りました。

[感想] 梅干しの絵本

梅干しの絵本 (つくってあそぼう)

今初めて梅干しを自分で漬けてみていてなんとなく手に取って読んでみたら、とーっても詳しくてびっくり!

ネットで検索していくつかのレシピをみていたんだけれど、ここの作業はそうするとやりやすかったんだなーって所もいくつかありました。
梅干しをつくると梅酢やゆかりができるのは知っていて嬉しかったのですが、桜の花漬けもできるのだとか。作り方やそれを使ったレシピものっています。

この「つくってあそぼう」シリーズは、自然や文化を学習するねらいがあるようで、この絵本も確かに梅干しづくり以上に四季を楽しんでいる方のお話からできていそうで楽しく読むことができました。ほかのも読んでみたいです。