memo

日々のものづくり&気になることいろいろメモ

2014年を振り返る

すでに年があけてしまいましたが、振り返ってから目標を立てるほうがやっぱりいいですよね!
よかったこと、よくなかったことを、制作作業を中心にまとめてみました。

【よかったこと】

1)サイト制作に最初の段階から関わらせてもらったこと。
→時間をかけて話し合いながら、デザイン&イラストのほかにもサイト名・コーナー名のアイデアを出させてもらったりしていました。前から気になっていた書き文字や手描き風イラストに挑戦もしやすくしてくれて、結果的に自分の仕事の幅が広がったと思う。本当にありがたかった!

2)自分の好みではない作家さんの作品の良さを、前より感じることができて純粋に感動できたこと。
→好みではないというのは、改めて考えると見た目が好みではないということだと思う。作品の目に見えない部分のよさを感じられるようになったのかなぁと思えてうれしかった。上手く言えないけれど、音楽で言うとカバーやリミックスをするときに、変えても作品の良さが損なわれない部分があるような。それを実感したら技術的なすごさと見た目(好みを分けるテイスト部分?)を分けて見られる気がした。

3)4作めの絵本制作が、少しずつだけどすすんでいること。
→仕上げるところまではいけなかったけれど、これまでよりも物語をしっかり詰められている、ような気がしている・・。絵はこれからだけど、そのおかげで新しい手法を取り入れたものにできる!

4)生活において、シンプルがよいということを再実感したこと。
→自分の特徴を見つめ直すと、多くを望まず、身の回りのものごとをシンプルにしておくことが自分に適してるはず!

【よくなかったこと】

1)病気をしてしまった!
→でも、長い目で見るとよかったことになるのかもしれません。大腸ポリープは切除をして検査結果は良性だったし、十二指腸潰瘍や萎縮性胃炎も原因のピロリ菌を除菌しているし。とはいえポリープはガンになりやすいタイプと言われたり、胃炎も老化現象とも言われるみたいのものだったりで、少し生き方について考える感じになりました(シンプルがいいと改めて思ったのもこの流れ)。とにかく、検査してみてよかったなぁと思いました。

2)家にいることが多かった。
→思い浮かべると家の中にずっといる、、という記憶が濃くって・・・。もちろん仕事をしていた充実感もあるけれど、気を取られすぎてしまっていました。もっと散歩したり庭に出たりできたはずなのです。

3)息子の園での保護者活動にあまり参加できなかった。
→仕事の予定とぶつかったり、体調を崩したりして・・シクシク。

【反省】

息抜きが上手くなれればきっともっと楽しい日々になる。もっと外に出て体を使ったり、人と会って話したりしようと思いました。

【仕事・作品】

チラシ・ポスター。公開されたウェブサイト3件(イラスト・デザイン)。クリスマスカード・年賀状。その他・・羊毛ダーラナホース。

[works] 美容室のクリスマスカード イラスト・デザイン(2014年)

新百合ヶ丘(神奈川県)の美容室「Hair Feel」さんの、年末年始のお知らせも兼ねたクリスマスカード、2014年版デザインです。 フィールちゃんがひつじさんのオシャレをお手伝い。 今回はなんだか、紙に印刷されたもののほうがよい色合いになってるように思えましたー。 Hair Feel 2014年クリスマスカード

Hair Feel 2014年クリスマスカード宛名面 <これまでのデザイン> 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 Hair Feelさんのサイト

可愛いってなんなのだろう

イルフ童画館チェブラーシカ展チラシ

イルフ童画館の「チェブラーシカ絵本原画展」へ。

この展覧会で、見慣れてるチェブラーシカの姿は原作をもとに色々に表現されたものの中の一つにすぎないという事が分かってなぜか安心した自分に気づく。出会った頃はその愛らしさに惹かれてたはずなのに、今は年のせいか??少し距離ができていて、どちらかというと物語の方が気になっていた。自分も変わったなあと思えて変な感覚になった。でも可愛い姿と距離を置くことで、ほかの作家さんと並列な感じで前よりも作品を深く楽しめたような気がする。
その体験を踏まえて惹かれるところ・距離を置きたいところについて人と話していると、自分の絵に対するモヤモヤに向き合う材料を得られたような気もした。私は、ビジュアル的に強く打ち出さないでキャラクターの魅力を感じさせるやり方をしたいのかもしれない。
個人的にそういうものに芸術性を感じ、目指したいのかも・・

チェブラーシカの可愛さは、私が興味を持つのにとっかかりを良くしてくれたけれど、時間と共に飽きてしまった。そしてしばらくある意味私が作品に深く触れる機会の邪魔をしていたと言える。「可愛い」ってなんなのだろう?可愛いの中に好みか好みじゃないかがあるだけだと言ってしまうとつまらないけど、そこをあえてなんでかなぁと考える事が楽しさにつながる気がする。

絵本の原画に添えられてた文章(物語)がいいなと思ったけど、家に帰ってからみたアニメーションの同じシーンのセリフも新旧それぞれ少しずつ違ってて、でもそれも翻訳の仕方の違いかもしれなかったりで、色んな視点がある事を実感できた。
自分が一生懸命作ったものも、結局色んな価値感を持った目で見られるのだから、自分がこれだ!と思ったり楽しんで作れたなら良くて、さらにそれが誰かに伝わったならとても幸せなことなんだな。

強いビジュアル的魅力を持ったものを少し怖がっている部分があるんだけど、それはもったいないのかもしれない。全部を楽しむのは難しいだろうけれど、出来るだけ良い物に触れられればなぁと思った。