ときめきの予感展 感想
今回展示したのは全て手描きの作品でした。なぜか自然に手描きにシフトする流れに入ってきています。
作業していて、オリジナルの絵と仕事の絵の違いが自分の中ではっきりしました。
オリジナルのものはやっぱり手描きがいい!筆で描く感触・音・絵の具のにおい・予想外の展開を楽しむ機会がたくさんあり、さらに出来上がったものも観る人々それぞれの感想を持ってもらえると楽しい!
あと、描いた絵を使い回すようなことをあまり考えないでいいのがいい!だから凸凹の絵を描いてみて楽しめたりしました。奥行きとか、空間とか、手触りとか、そういうものに憧れていたので少し満たされたところがありました。
逆に仕事の絵は伝えたいこと・絵の使われ方がわりとはっきりしていて、オーダーしてくれた人はこういう感じだと喜んでくださるかな、こうすると観る人の多くはこう感じるだろう…と想定しながら作業するので、そのためにMacのほうが臨機応変に対応しやすくていい!という感じです。
オリジナルの絵をMacで描くと、すごくすごく煮詰まってしまったのは、この違いの中の何かのせいだったのかもしれません。まだまだ人様のイメージを借りて描いちゃってる感じもあり、もっともっと描きたい絵が描けるようになりたい気持ちもありますが、この展覧会に参加したおかげで、いろいろエイやっと挑戦する事ができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
ご一緒できた作家さんの中には、すごく精密な素晴らしい作業をされている方もいて、自分の荒さを実感しましたが…笑、それでもなんかこれをやってよかったなーと思えています。自分の感じてたことと違う感想をもらえたり、刺激を受けられました。
でも、色々やってみると、今後はどうしていくの?というモヤモヤも新たに出てきました。でも今のところそこはいずれ原点に帰るものなのかなーという感じです。ゆっくりペースでもやっていけるといいなと思います。