『種火11』
『種火11』2019.11
180×140(F0) アクリル
2020年6月3日から開催の『ハロー!楽しい毎日展』が、昨日8日で終了いたしました。
三週間の延期、そして緊急事態宣言が解除されなければ中止かも…という状況を経て無事開催となったグループ展。
観てくださったみなさま、気にかけてくださったみなさま、いいね!してくださったみなさま、どうも有り難うございました!
また引き続き、心の種火を絶やさないよう制作に励みます。
動画です???? pic.twitter.com/RdE8EjXdag
— カワカミサエコ (@slowlygrow) June 9, 2020
抽象画は私にとって、心の種火。絵本づくりに繋がる取り組みです。
気持ちの赴くままに描くと、霧の中に突然ゴールが現れるように完成するのです。それは思わず「ハロー」と言いたくなるような感覚。何かを作り上げる日々はそんな楽しい毎日なんだと改めて思い出しました。
抽象画・絵本・ポストカードの販売、未公開絵本のサンプル閲覧もご用意する予定です。
こんな時ですが、よろしければ気分転換にお出かけください。
ハロー!楽しい毎日展
2020.6.3wed-8mon
11:00-19:00(初日は12:00から/最終日は17:00まで)
“かおじゅうでにっこりわらいました”
『チム・ラビットのぼうけん』に出てくるこの一文に一目惚れして、色々とかみしめています。
とにかく、かわいく感じて、なぜかスマホの待ち受け画面に表示させ、字面を目にするたびにニヤついてみたり。
今制作中の絵本で、どう描こうか悩んでる表情はきっとこの感じだと思い、息子とどういう顔かな?探って描いてみた中に、亡き母に似た顔が混じっていて、うれしくなったり。
本を2冊とも読み終えると、ほかの章には出て来ない言い回しでした。
とてもしょぼくれた顔をしてた かかし が、主人公と触れあい最も心を動かされた瞬間にうかべた、特別な表情だったようです。
ほかの言葉に書き換えるとどうなる?と考えてみたりしました。
・・・たいそう喜んでにっこりしました。
・・・とてもうれしそうに満面の笑みを浮かべました。
ここで、「…あ、きっと満面の笑みというのを簡単な言葉にしたのかも?」と想像。そうなると、「あれ?(満面の笑みだと割りと普通の印象)」でした。言い回しでこんなに印象が変わるのか、、か、かわいい!…という具合に、、この一文についてずっと考えてしまっていました(恋?)。
字面からうけるイメージでこんな風になるのが新鮮で、もっと出会いたい、自分も口にしたいし、作品にもちりばめられたらいいのにと、からだじゅうのさいぼうが言う感じなのでした。
ほかの本でもそうなのですが、石井桃子さんの訳、なんて素敵なのでしょう。
挿絵もお話も、ものすごく素敵なので、ぜひ本を読んでみてください。
ちょっと特別な子うさぎ、チムの様子が、元気な我が子とも重なり、成長をあたたかく見守るような気持ちで読めました。
『チム・ラビットのぼうけん』
A・アトリー 作
石井桃子 訳
中川宗弥 画
童心社
この本の紹介ページ
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おまけ。
これも、かおじゅうでにっこり かな?11ぴきのねこの、とらねこ大将人形。
この人形も母似で、うちの息子にも似てたりするので、少しは私にも似てるんでしょうか?
最近こんな風に笑えているか自信がないので、もっとニコニコしていきたいと思います。
子ども目線の戦争という感じ…。ユーモアさと、哀しさ・痛みが絡み合う、とても印象に残る作品でした。
お母さん・エルサがとってもきれい。ジョジョの友達かわいい。そして個人的には、テーマの重みに相反する魅力への戸惑い…ユーモアさに対してもそうですが、なかでも街や衣装のデザイン的な魅力には、当時のデザイン戦略?を思い出して少し怖くなったりしました。
鑑賞後もパンフレットで詳しく知れたり、監督と出演者のユーモアたっぷりな仲睦まじいインタビューの様子も楽しいし、ツイッターで色々な人の感想読むのも楽しくて、何週間かたった今もあとを引く気持ちよさがあります。
10歳の息子とも一緒にみました。戦争の話でどうかな…と思いましたが、面白かったそうです。あのシーン辛かったよね、とか、あれはああいうことかな?とか家族で感想を言い合うのを楽しんでいます。
<映画『ジョジョ・ラビット』公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/jojorabbit/>