memo
日々のものづくり&気になることいろいろメモ

今日のプロフェッショナル仕事の流儀をみて。

今日のNHKのプロフェッショナル仕事の流儀は宮崎駿さんが出ていて、
今上映中の「崖の上のポニョ」の制作に密着したスペシャルでした。

ポニョを見て以来、頭の中がぐるぐるとしていて、
監督はどんな思いでこの映画を作ったのかなぁとずっと気になっていたので
ステキなタイミング!!

まず技術的なところで、CGを使わずすべて手描きというのがどんなものなのかピンとこなくてモヤモヤしていたのですが、監督が描いた絵コンテをもとに何人ものアニメーターが、画用紙一枚に一コマを描く感じで、その一コマ一コマを監督がチェックしていましたよ。
2時間近くのパラパラ漫画を手描きでつくったという感じでしょうか。。
なるほど、、こりゃーたいへんだー。

などという風に、わ〜そうなのか〜ふむふむー。。と何度も思う感じでした。
(なんだか細かいところを全部書くのもあれなので自粛してみます)

あと、宮崎監督のような方でもやっぱり作品そのものに、人生がものすごく反映されているものなんですねー。
あのシーンの背景はそれだったのかーという部分がいくつもありましたよ。
うれしかったり楽しかったり感動したり、また、つらかったり悲しかったりした経験が作品の深みにつながるんだなぁと改めて思いました。

ここからは自分の作品の話が入って来ちゃうのですが、「となりのトトロ」は企画を考えた当初は受け入れられず、実際に映画化されるまでに13年かかったようなのです。それについて監督が「13年後に作ったから、その間に材料が蓄積されていい作品になったんだよ」という風におっしゃられていたのが、自分がアフロくんの絵本を作った時に感じたのと同じことだったのでうれしくなっちゃいました。

アフロくんが絵本になったのは、キャラが生まれてから7〜8年?、ストーリーができてから2年かかったのです。
特にストーリーができてすぐに絵本をつくるより、時間がたってからつくって良かったなぁと思っていて・・・。2年でもそう思えるのだから、13年なんてもっともっとすごい熟成期間なんだろうなぁ。