アフロくんのひきだし
アフロくんの頭の中は、脳みそが詰まっています。よく言うと「慎重派」のしるしです。ある日考え過ぎちゃって、どんどん頭が大きくなり、動けなくなってしまいました。困っているアフロくんに、おじいちゃんがくれたのは…。2008年4月(2作目)の絵本です。
登場人物
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アフロくん
アフロじゃないよ、脳みそだよ。考えると頭が大きくなっちゃう「慎重派」。
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おじいちゃん
おひげがアフロ。いつもアフロくんのことを優しく見守っていて、不思議なひきだしをくれる。
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ことりのカンタル
アフロくんがもっと歌ってほしくていつもご飯を多めにあげてしまう、とびきり声のきれいな小鳥。
このおはなしについて
「アフロ(ヘア)じゃないよ、脳みそだよ」
アフロくんというキャラクター自体は1999年ごろに作ったんじゃないかなと思います。ホームページのトップにでかでかと居て、触れた部分の中身が透けて機械のような構造がみえ、プロフィールなどの下層コンテンツへの入り口となり、クリックしてページを遷移する仕様でした。脳みそがつまっている設定は、その時から決まっていました。(じつは1作目のくまっくるよりもお兄さん。アフロくんは、今は昔…某おけいこ雑誌の付録小冊子で表紙になったことがあります。)
困った時にかけつけてくれる
色々やりたい事・やるべき事が頭の中で混沌として疲れてしまっても、大事なこと(絵本づくりをしたい気持ち・健康のこと)を忘れないようにしたいと思ったことはありませんか。その状況にアフロくんのキャラがぴったりはまり、絵本になったという感じです。
私も未だに困った時、アフロくんの事をふと思い出して(なぜか、おじいちゃんじゃない)引き出しを貸してもらいます。そんな風に誰かと一緒にがんばる存在になってくれるといいなぁと思っています。