二番目の悪者・・・は、ワタシ?!

小さい書房さん、気になっていてやっと松本の本屋さんで手にとって読めました。 2冊あった中で、私はこの本にぐっときて購入! タイトルの二番目の悪者って、誰のことかなーって気になりつつ読んでいたのですが、あっこのライオン以外の動物たち、ワタシだ。ワタシだなー。と思いました。 以前、ちょっとした対立の中で右往左往した私もこのブログに次のように書いていました。(2014.23.21「感じ方が変わった」より) “自分の考えを確認したつもりでも色んな言葉の勢いに流されてよく分からなくなる事が何度もあった。” “またそんな自分もじつは。中立のような書き方をしてしまっていると思うけれど、自分だってあっちへフラフラこっちへフラフラ。事態を大きくすることに手を貸してしまったと思う。” 日々SNSで出会う色んな情報に対しての自分の態度ももっと慎重に考えなくてはなーと思っていた事も、この本を読みながら頭にちらつきました。 いつか子どもにも話したい、大切なこと。でもこの絵本があれば、子どもにも伝えやすくなる・・ありがたい! 作者さんは、どんな出来事を思い浮かべながらこのお話を作られたのだろう?とっても気になります。 小さい書房 ホームページ “「ひとりで読んでも、子どもと読んでも」。そういう本作りを目指しています。”

[感想] ラチとらいおん

ラチとらいおん (世界傑作絵本シリーズ―ハンガリーの絵本)

「せかいじゅうで いちばん よわむし」の男の子、ラチがある日現れた小さな赤い「らいおん」に鍛えられて強くなる!というおはなし。

子どもには、このらいおんみたいな存在が必要なのかもしれないなぁと思いました。こういう絵本を読んで、頑張る気持ちが育てられれば素敵だなぁって。

子どもに読み聞かせながら、私も大人なのにこのらいおんに来て応援してもらえたらいいなぁ。なんて素直に思えます。らいおんの愛らしさが心に残りました。

[感想] 梅干しの絵本

梅干しの絵本 (つくってあそぼう)

今初めて梅干しを自分で漬けてみていてなんとなく手に取って読んでみたら、とーっても詳しくてびっくり!

ネットで検索していくつかのレシピをみていたんだけれど、ここの作業はそうするとやりやすかったんだなーって所もいくつかありました。
梅干しをつくると梅酢やゆかりができるのは知っていて嬉しかったのですが、桜の花漬けもできるのだとか。作り方やそれを使ったレシピものっています。

この「つくってあそぼう」シリーズは、自然や文化を学習するねらいがあるようで、この絵本も確かに梅干しづくり以上に四季を楽しんでいる方のお話からできていそうで楽しく読むことができました。ほかのも読んでみたいです。

[感想] じぶんだけのいろ レオ・レオニ

じぶんだけのいろ―いろいろさがしたカメレオンのはなし

最近読んだこの絵本を思い出して、なんだか胸がぽわっとします。

あるカメレオンが自分の身体の色が環境に影響されてどうしても変わっちゃうのを嘆いてたら、ほかのカメレオンが一緒に過ごして一緒に変わってみようと提案するのです。

ここからは自分の解釈になるのですが、一人でいると変わることに対してあんなに不安だったのに、一緒に変わってくれる誰かがいればこんなに楽しめるんだよ♪変わってもいいんだよって言っているように思えました。

私自身も自分の考えを持てば持つほど、孤立するように感じてしまったりします。
そういう感情があるから印象に残ったのだろうな。
私にも一緒に変わってくれる誰かがいたら、どんなに楽しいだろう!って。仲間がほしいのだな。
このカメレオンたちのように変化のタイミングも一緒だなんてことは、もうなかなかないだろうなー。

えほんのこと@09.01.22

今日は図書館で何冊か絵本を読んできました。

読んだ本のうちの2冊は「しらゆきひめ」。

1つは、ディック ブルーナさん (著・原著), 角野 栄子さん (翻訳) の「しらゆきひめ」、
もう1つは、グリム (著), 立原 えりかさん (著), いわさき ちひろさん の「しらゆきひめ」です。
(グリムさんって書くのに違和感があったのであえて書きませんでした・・・一応補足。)

ブルーナさんの「しらゆきひめ」は、ブルーナさんらしいシンプルな絵と文で、シンプルな分、想像をかきたてられる感じがしました。古い有名なおはなしでも、ブルーナさんが絵本にするとこうなるんだなーと思いました。

一転、もう1つの「しらゆきひめ」は、立原さんの文もちひろさんの絵も、白雪姫の美しさや、悪いおきさきさまの恐ろしさとかがとてもよく感じられて、私はこちらのほうが好きだなぁと思いました。

普段のわたしはブルーナさんみたいに、シンプルにする事がいいと思う質なのに、今回はなぜかそんな感想を持った感じです。なぜかはうまく説明できないんだけれど・・。
でも、絵本をつくる側の人間として考え直すと、両方の“ねらい”のどっちが良いとか悪いとかは無いなぁと思います。だからたぶん、好みの問題です。笑
ブルーナさんの「しらゆきひめ」のシンプルさは、小さい子でも楽しめそうでいいなぁと思うし。

やっぱり、同じテーマで違う人がつくると、表現方法の違いが分かっておもしろいですねー。
学生のころは与えられた課題にそって作品を制作し、みんなで講評を聞いていたのだから、長い間そういう環境にいたはずなのに、いままた改めてそのおもしろさを感じています。

音楽ででも同じような所で楽しさを感じるのです。
ボサノバやジャズとかをいろいろ聞いていると、さきほどの「しらゆきひめ」みたいに同じ曲を色んな人がアレンジして歌ったり演奏したりしているので、それぞれの雰囲気の違いを感じられて楽しいのです!

それで、そんな風に同じ内容でも表現の仕方によって随分印象がちがうのは、人の「生き方」とかにも言えるなぁとか、なんだか偉そうにも考えてみたりしていました。笑
色んなことに当てはめられますよねー。この面白さを知っていることで、色々なことがさらに面白くなればいいんだけれど。

そんなわけで、ステキな表現ができるようになりたいなぁ、そんなセンスが欲しいものだなぁと思うのでした。

話は変わって・・・・
なぜこの時期に、絵本を読み出したかいうと、春までに1作絵本をつくろうと思っているからなのですが、今日数冊読んでみて、これは時間が足りないなーと思いました。

なんというか今色々読んだとしても、今度の作品にアウトプットするにはまだまだ消化する時間が足りなくて、その次か、さらに次の作品づくりの時にならもっと活かせているかもしれないって感じかな。。
運が良ければもしかして、今度の(春までに作ろうとしてる作品)にも“作ってるうちに”間に合うかもしれませんが・・・!

そんなわけで、これからはちょこっとずつでも色んな絵本を読んでいきたいなぁと思う今日このごろです。

▼今回おはなしした2冊の「しらゆきひめ」はこちら!
(ブルーナさんのは現在残念ながら取り扱ってないみたいですが、いちおう・・・)

  

感想を聞かせて♪「アフロくんのひきだし」

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この絵本は2008年4月の「えほんてん」に出展しました。
その展示の様子や作業風景などがこちらからご覧いただけます。
「えほんてん」ありがとうございました。

感想を聞かせて♪「くまのくまっくる」

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