memo
日々のものづくり&気になることいろいろメモ

ちょっとずつ頑張るのがいいらしい。

今日はこの本を読み終えました。

海馬—脳は疲れない (新潮文庫) (文庫)

うまく紹介する自信がないので、紹介文はリンク先を読んでいただくとして・・・(すみません)、すごくおもしろかったので感想を書こうと思います。

興味のある内容しか読み続けられない私なのですが、ほとんど文字ばかりの344ページをスーッと読めてしまいました。しかも、最後まですっごく楽しめましたよ。

糸井さんと池谷さん、ましてや自分は普段全然別々のフィールドにいるのに、“生き方”という面で人として共有できる部分がたくさんあるのということなのでしょうか。ものすごく身近な、ためになる話題を延々と聴く事が出来たような気がしました。

それか、どんな仕事をしていても生きている以上、本質的な部分を追求していくと、同じところに行き着くということ?
うーん、・・・うまく言えないなぁ。。

でも、糸井さんはコピーライターという事から、自分と近い所があってもおかしくはないと思えるのですが、脳科学者の池谷さんの書いたあとがきを読んで、なにか、第一線で活躍されているデザイナーの方の著書を読んだ時と似た感覚になったりして、とても心にしみたり、なるほどと思えたり、がんばるぞと思えたり、そんな気持ちになったのです。

たとえば、私が普段から「こうと決めてしまうのは自分をつらくするのかな、バランスが大切なのかもな」と思っている日々の悩みや、
「ずっと自信が持てないでいたけれど、だんだん仕事をしていったり、オリジナルで絵本をつくって展示会に参加したりなどしてコツコツ作品を完成させていくことが、少しずつ自信につながっているのかもしれないな」と思えてきている、ものづくりに関する事にまでつながる話をされていたのです。

そんなわけで、とても大切なことを聞かせてもらえた気がして、これからもここで読んだことを時々思い出しつつ1歩1歩すすんでいければなーと思いました。
脳のしくみからみても、小さな目標をたててこまめに達成感を感じることがいいらしいですよ。

これは随分前に話題になった本のようなので、今さら!って思う方もいるかもしれませんが、まだ読んでない方がいらっしゃって興味を持てたならば是非読んでいただきたいなぁと思います。
文庫本なら、特別に追加されたページがあったり、小さくて読みやすいのでおすすめですよー。